赤ちゃんが寝ない…毎晩ヘトヘトのママへ届けたい3つの安心!

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授乳もしたし、ミルクもあげた。オムツも変えたのに…なんで?

やっと寝たと思ったら、30分で起きてギャン泣き…

毎晩何度も起きて、その度に抱っこ…ママもパパも寝れない…

赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、ママやパパの心と体はどんどんすり減っていきますよね。

私は助産師として、そして3人の子どものママとして、たくさんの「寝ない赤ちゃん」に向き合ってきました。

今だから伝えられる3つの安心を、この記事でお届けします。

安心①:「赤ちゃんが寝ないのは”普通”です」

新生児〜乳児期の赤ちゃんは、大人とは全く違うサイクルで生きています。

・眠りが浅く、短時間で起きてしまう

・昼夜の区別がない

・成長や発達のタイミングで急に寝れなくなる(いわゆる「スリープレグレッション」)

つまり、赤ちゃんが寝ないのは、ママのせいでも、赤ちゃんが「問題児」な訳でもないんです。

「寝ない=異常」ではなく、「寝ない=よくある発達のひとつ」と受け止めて大丈夫。

特に月齢が小さいうちは、赤ちゃんの”仕様”だと思って付き合うくらいがちょうどいいんです。

また、新生児のうちは、赤ちゃん用のベッドなどの平なところで寝るのが苦手です。

新生児の背骨は「C」の形をしています。

お腹の中でも、狭い場所で、体を丸めて過ごしていました。

産まれて間もない赤ちゃんは、お腹の中にいた状態にしてあげることで、落ち着いて眠ることができるのです。

薄手のバスタオルで巻いてあげる。授乳クッションを利用して、窪みに赤ちゃんを寝かせてあげると安心して眠ることができることがあります。

安心②「工夫すれば、少しずつ整っていきます」

もちろん、何もできないわけではありません。

小さな工夫を少しずつ取り入れることで、赤ちゃんの眠りは少しずつ整っていきます。

朝はカーテンを開けて、朝日を浴びる

体内時計のリズムが整い、昼夜の区別がつきやすくなります。

睡眠のホルモンと言われる、セロトニン。

新生児も脳内でセロトニン神経は発達し始めており、生後すぐから一定量のセロトニンが分泌されています。

その働きはや分泌量は成長とともに発達します。

セロトニンの分泌には、主に「朝日を浴びる」「体を動かす」「触れ合い」などの刺激によって促進されます。

特に、生後3ヶ月ごろからは、朝に日光を浴びることで分泌が活発になりやすくなります。

睡眠リズムや生活リズムが安定してくると、セロトニン神経系の発達が促進され、分泌量も増えていきます。

寝る前のルーティンを作る

お風呂→パジャマ→絵本→音楽、など、毎日同じ流れを作ることで「今から寝るんだ」と感じやすくなります。

最近、注目されている「寝んトレ(ねんねトレーニング)」

赤ちゃんが授乳や抱っこ、添い寝などのサポートがなくても、自分の力で寝れるように習慣づけるトレーニングです。

主にやることは以下の通りです。

・寝る時間・起きる時間を決めて生活リズムを整える

・寝室の環境(温度・湿度・明るさなど)を整える

・寝る前のルーティン(絵本を読む、子守唄を歌うなど)を毎日同じように行う

・赤ちゃんをベッドに寝かせたら、基本的にはすぐに抱っこせず、少し様子をみる

・泣いてもすぐには手を出さず、まずは見守る(ただし無理はしない)

目的は、赤ちゃんが夜中に目を覚ましても自分で再び眠れる力をつけることです。

家庭や赤ちゃんの様子に合わせて、無理のない範囲で進めることが大切です。

昼寝の時間を整える

昼に寝すぎると夜眠れなくなることもあるので、日中の睡眠にも目を向けてみましょう。

昼寝が夜の睡眠に与える影響

・昼寝が長すぎたり、遅い時間(特に午後3時以降や夕方)まで続くと、夜の寝つきが悪くなったり、夜の睡眠時間が短くなることがあります。

・ただし、昼寝を極端に減らすと逆に夜泣きや寝ぐずりが増えるなど、夜の睡眠の質が下がる場合もあります。

バランスの取り方

・基本的には赤ちゃんのリズムを尊重しつつ、夜の睡眠に明らかな悪影響が出ている場合の昼寝の時間や回数を調整するのが望ましいです。

・目安として、昼寝が3時間以上続く、または夕方遅くまで寝ている場合は夜の睡眠に影響しやすいので、昼寝を短くしたり早めに切り上げると良いでしょう。

・逆に、昼寝が足りないと疲れすぎて夜の寝つきが悪くなることがあるため、月齢に合った適切な昼寝は必要です。

昼寝と夜の睡眠は密接に関係しており、昼寝が長すぎたり遅すぎると夜の睡眠に影響が出ることがあります。赤ちゃんのリズムや様子を見ながら、必要に応じて昼寝の時間やタイミングを調整しましょう。

ただし、「全部やっても寝ないこともある」という前提も忘れずに。

工夫しても、上手くいかない日があるのが育児です。

安心③:「あなたは、もう十分頑張っています」

赤ちゃんが寝ないと、どうしても「自分のせいかな」「私がダメだからかな」と責めたくなるものです。

でも、あなたはもう十分頑張っています。

完璧に寝かせようとしなくていい。

泣いている赤ちゃんを抱っこするだけでも、もう立派な愛情です。

眠れない日々が続いたら、どうか誰かに頼ることを怖がらないでください。

おわりに

「いつか寝てくれる日が来る」なんて、今は信じられないかもしれません。

でも、大丈夫。本当に、少しずつ、必ず変わっていきます。

夜泣きも、寝れない日も気づけば終わっています。

この記事が、あなたの気持ちを少しでも軽くできたら嬉しいです。

そして、今日も頑張っているあなたに、心からの拍手を送ります。

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