妊娠がわかった瞬間、嬉しさと同時に不安も込み上げてくるものですよね。
特に妊娠初期(妊娠0〜15週頃)は、赤ちゃんの大切な器官が作られる時期でもあり、
ママの体も大きく変化します。
今回は、助産師としての知識と、私自身の妊娠期のリアルな体験を交えながら、
妊娠初期に気をつけたいこと10選をご紹介します。
①葉酸の摂取を忘れずに
妊娠初期に最も大切なのが葉酸。
赤ちゃんの神経管閉鎖障害(無能症や二分脊椎)のリスクを減らすとされています。
リアル体験:
妊娠がわかる前から「妊活サプリ」で葉酸をとっていました。
つわりで食事が取れない日も、サプリが支えになりました。
②つわりは「無理しない」が基本!
吐き気、匂いに敏感になる、だるさ…
個人差がありますが、つわりは想像以上にきついことも。
リアル体験:
私はつわりがとてもひどい体質でした。
酷すぎて、水すら飲めない日もありました。動くことすらできません。
産院で点滴をする人もいますが、産院へ行く準備をすることすら辛いので、ひらすら寝て過ごしました。このような時期は、パパのサポートも非常に大切で、上の子がいる場合は、できない自分を責めるのではなく、そういう時期なんだ!と割り切ることで、心も体も落ち着いて過ごすことができます。
③食事は”食べられるものを少しずつ”
栄養バランスも大事だけど、「とにかく食べられるものを」を最優先に。
吐きづわりの人も、空腹になりすぎると悪化することがあります。
オススメ食材:
・ゼリー飲料
・冷やご飯やおにぎり
・味の薄いパンやクラッカー
・果物(柑橘系)
④体を冷やさない工夫
妊娠初期はホルモンの影響で冷えやすくなります。
冷えは血流悪化につながり、体調不良の原因にも。
ポイント:
・靴下やレッグウォーマー腹巻きで冷え予防
・シャワーだけでなく、できる日は湯船に浸かる
・冷たい飲み物ばかりを避ける
⑤長時間の外出や無理な運動は避けて
安定期に入るまでの間は、無理せず体を休めることが最優先。
仕事や家事も「手を抜いていいんだ」と自分を許してあげましょう。
リアル体験:
外出すると、人混みで、いつもなら気にならない匂いや温度でも、妊娠中は非常に敏感になっていることがあります。急なめまいが起こったり、気分不良が起こることもあるので、
無理に外出は避けておくと良いです。
⑥情報は「信頼できるもの」だけを
SNSやネットで不安になることも多い時期ですが、情報の取りすぎに注意。
信頼できる身近な助産師を見つけておくのが一番の安心です。
⑦妊婦健診をしっかり受ける
妊娠初期の健診は、胎児の発育確認や母体の健康を把握する大切なタイミングです。
つわりで辛い日も、無理せずに受診を。
⑧ストレスを溜めない工夫
妊娠初期は気持ちも不安定になりがち。
泣きたくなる日もあるし、イライラすることもあります。
おすすめの対処法:
・音楽を聴く
・深呼吸や瞑想・ゆっくりする時間をとる
・信頼できる人に話す
・少しの外出で気分転換
⑨カフェインは控えめに
コーヒーや紅茶は適量ならOKですが、1日1〜2杯までにしましょう。
ノンカフェインの飲み物をうまく取り入れると安心です。
⑩「赤ちゃんのために」より「自分を大切に」が大事
赤ちゃんのために頑張りすぎてしまいがちですが、まずはママ自身が元気でいることが何よりも安産への近道です。
リアル体験:
落ち着いて過ごしている妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんは、生まれた後、すぐに落ち着いて無駄に泣きません。
ママの心拍数が、赤ちゃんに影響していき、イライラ・ドキドキして過ごしていると、
同じようにお腹の赤ちゃんのソワソワしています。
心地いいことができるような毎日を過ごせるように心がけるのが良いです。
最後に…
妊娠初期は不安も多い時期ですが、「頑張らない勇気」と「人に頼ること」がとても大切です。
この記事が、今まさに妊娠初期を過ごしているあなたの助けになれば嬉しいです。
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